研究課題/領域番号 |
15K02466
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
加藤 重広 北海道大学, 文学研究科, 教授 (40283048)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 選好 / 構文 / 文法化 / 推意 / 慣習性 / 統語語用論 / 非従属化 / 前適応 / 構文推意 / 付加型派生 / 脱文法化 / 談話カプセル化 / 選好性 / 複雑適応系言語学 / 情報構造 / 語彙推意 / 過剰な文脈 / 助動詞複合 / 数量詞遊離 / 選好構造 |
研究成果の概要 |
日本語の構文に関する運用上の選好があること,選好が解釈の傾きを形成する動機になっていることを明らかにした。モダリティ助動詞の形成については,どのような語彙的資源が文法化に用いられているか,構文形成上どのような制約を有しているかなどを明確にし,特に,時制標示との関わりが深いこと,述部複合構造で時制標示が複数現れるマルチテンスが日本語の構造的特質の1つであり,それが推意,特に慣習的推意を形成していることを明らかにした。助動詞類の推意は,形式上,構文推意に区分できるが,推意の固着の度合い(慣習化の度合い)も個々に異なることから,推意の慣習性・固着度あるいは強度に尺度を導入すべきことを提案した。
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