研究課題/領域番号 |
15K02469
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 弘前大学 (2018) 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所 (2016-2017) 東北大学 (2015) |
研究代表者 |
バトラー アラステア 弘前大学, 人文社会科学部, 准教授 (90588873)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | semantic dependencies / parsed corpus / visualisation / annotation / predicate arguments / discourse relations / コーパス / 日本語 / 意味論 / 統語論 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は日本語と英語の分析に基づき、意味情報、特に、接続詞、述語、項、演算子束縛に関する情報を視覚化しアクセス可能にする手法を開発することであった。
本研究の重要な成果は、解析済みのコーパスデータから読み取られた意味関係を視覚的に表示するツールの開発である。このツールによって、例えば、意味役割、照応関係などの、文中あるいは談話中に見られる多くの関係を描くことができる。また、このツールを使うことで、コーパスのアノテーターは自身の文(あるいは談話)の解釈がアノテーションによって適切に捉えられているか否かを確認することができるようになる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
視覚化ツールは次の解析情報付きコーパスの構築で利用されている:(1) 英語(TSPC,7026ツリー,87182語,http://www.compling.jp/ajb129/tspc.html),(2) 現代日本語(NPCMJ,30460ツリー,505319語,http://npcmj.ninjal.ac.jp/interfaces), (3) 上代日本語(MYS97,159ツリー,2549語,http://www.compling.jp/mys97)。これにより,以前は不可能であった依存関係の層を視覚的に示すということが、数千の実例という規模で可能になった。
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