研究課題/領域番号 |
15K02471
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
藤縄 康弘 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (60253291)
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研究分担者 |
今泉 志奈子 愛媛大学, 法文学部, 教授 (90324839)
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研究協力者 |
アブラハム ヴェルナー
ライス エリーザベト
髙橋 美穂
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 言語学 / 語彙意味論 / 日本語 / 英語 / ドイツ語 / コピュラ / ヴァレンス拡大 / 有題文・無題文 |
研究成果の概要 |
本研究課題では,従来から相互に密接に関係する,ないし,一方が他方に還元されるとも考えられてきた所有文と所在文の統語論的・意味論的関係を,日本語・英語・ドイツ語を対照しつつ,「所有」・「所在」を表す名詞句の内的構成やヴァレンス拡大,文の主題などの観点から問い直した。 個体間の関係としての「所有」と「所在」の概念的オーバーラップの可能性を批判的に検証しつつ,存在論的(ontological)に異なる両概念が文的表現レベルで個体―状況間に成り立つ関数HAVEの作用を介して文脈や世界知に関連づけられる過程で,両者の表現形式上の類縁性が動機づけられることを通言語的に明らかにした。
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