研究課題/領域番号 |
15K02473
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
中山 俊秀 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (70334448)
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研究分担者 |
中山 久美子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (40401426)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ヌートカ語 / 危機言語 / 節連結 / 統語論 / ワカシュ諸語 / 北米先住民言語 / 節結合 / 節構造 |
研究成果の概要 |
本研究では、カナダの先住民言語であるヌートカ語における文形成上の特性を、「節」と複数の節からなる「節結合」に焦点を当てて明らかにした。 ヌートカ語では、英語で前置詞句、副詞句、名詞句など要素で表現される内容が別の節として表され、表現全体は節連結の形をとる。つまり、英語では単一の節として表現しうる内容がヌートカ語では節結合によって表現されざるをえないことが多い。これはヌートカ語の品詞分類が細分化されていないことと関係していると思われる。文形成法研究の中ではしばしば節が中核的構造として位置づけられるが、この研究を通して、そうした前提は通言語的に必ずしも有効ではないことが明らかになった。
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