研究課題/領域番号 |
15K02475
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
近藤 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30225627)
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研究分担者 |
小西 達裕 静岡大学, 情報学部, 教授 (30234800)
小暮 悟 静岡大学, 情報学部, 准教授 (40359758)
野口 靖浩 静岡大学, 情報学部, 講師 (50536919)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 文脈参照 / 構文意味理解 / 自然言語処理 / 語用論 |
研究成果の概要 |
対話において発話者は先行文脈を参照した発話を行い、聞き手も先行文脈を参照しながら発話を理解する。その結果、言及されている出来事に関する時間・場所といった情報がすべての発話文において明示されるわけではなく、これらの情報は先行文脈から特定可能な場合には省略されるのが常である。本研究では、このような先行文脈を参照する発話理解のうち、特に時間・場所に関する情報の理解に焦点を当て、このような理解を可能にする言語理解モデルを開発し、そのモデルに基づく意味理解機構を実装した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、自然言語処理分野で大きな成果を挙げている大規模コーパスに基づく統計的手法や機械学習(特に深層学習)を用いた手法は、原理的に処理対象となる文1つ1つの意味を理解したうえで処理を行っているわけではなく、入力から確率的に出力を求める手法であると言える。本研究では処理対象となる個々の文の意味を意味表現というかたちで明示的に表し、1つ1つの文の意味の理解に基づいて発話文(入力文)と文脈との関係を明示的に表現するモデルを開発し実装した。その意味において、本研究は確率的手法とはまったく異なる独自の手法を提案している。
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