研究課題/領域番号 |
15K02487
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
小熊 猛 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (60311015)
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研究分担者 |
田村 幸誠 大阪大学, 言語文化研究科(言語文化専攻), 准教授 (30397517)
金 智賢 宮崎大学, 語学教育センター, 准教授 (40612388)
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連携研究者 |
井筒 勝信 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (70322865)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 再帰性 / 受益 / 被害 / 発話場面の概念化 / 構文 / 事態解釈 / 自叙 / 内省的 / アンカーリング話者 / 再帰的自叙 / 事態把握 / 発話場面 / 人称 / アムド方言 / 再帰的 |
研究成果の概要 |
「再帰的受益ないしは被害」の事態把握が異なる言語においては異なる言語形式で実現され得ることを示した。〈行為に伴う経験〉局面へ注意・関心を移す事態解釈は英語ではHave a V構文が、日本語ではVテミル構文が担う。再帰的自叙は、日本語、チベット語ラサ方言、モンゴル語、英語ではそれぞれ異なる形式で標示される。日韓語の空間指示詞の選択は、いずれも三項指示詞体系であるにも関わらず、ときに異なる空間の間仕切り方を示す。 以上の観察を通して、話者と聴者を一括りに扱う発話場面のモデルは十分ではないことを指摘し、日韓英語の振る舞いの異同を正しく捉えるには両者を明確に区別するモデルが不可欠であることを示した。
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