研究課題/領域番号 |
15K02497
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
鄭 惠先 北海道大学, 高等教育推進機構, 准教授 (40369856)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | メディア言語 / キャラクタ / 日韓翻訳 / ジャンル / バラエティ番組 / スポーツ放送 / 文字テロップ / 映像メディア / 日韓・韓日翻訳 / 翻訳字幕 / スポーツニュース / メディア言語研究 / ディスコース分析 / コミュニケーションモデル / メディア・ディスコース / ディスコース操作 / キャラクタ構築 |
研究成果の概要 |
この研究では、日本と韓国の映像メディアを対象に、(1)番組のジャンルが各メディアの言語表現に強く影響する、(2)番組制作者が翻訳過程で意図的な修正を加えることがある、という2点から対照分析した。 (1)の考察では、日本のスポーツ放送では丁寧体と普通体が混用されるのに対し、韓国では丁寧体のみが使われることから、報道性より娯楽性が重視される「ワイドショー」という日本独自のジャンルが影響していることが明らかになった。(2)の考察では、韓国語原作にない役割語が日本語訳で追加されることから、番組制作者が正しい翻訳よりキャラクタ作りなどの制作意図に重点を置いていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、日韓対照の観点から両言語による映像メディアを考察分析しており、「対照言語研究」と「メディア言語研究」を融合した学際的研究であることに学術的な意義がある。また、映像メディアを考察対象とすることで、活字メディアとは異なって、映像、発話、文字、音といった複合的に絡み合っている諸要素間の「マルチモーダル」な関係と実態が明らかになると予想され、メディアリテラシーの側面からその社会的意義が認められると考える。
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