研究課題/領域番号 |
15K02506
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
辛 昭静 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 客員研究員 (40597192)
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研究分担者 |
石崎 雅人 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 教授 (30303340)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 異文化間コミュニケーション / 多文化共生社会 / 言語行動 / 言語意識 / 丁寧表現の不使用 / 異文化コミュニケーション / 介護コミュニケーション / 普通体 / 丁寧体 / ポライトネス・ストラテジー / 丁寧表現の使用 / タメ口 / 対人コミュニケーション / 言語行動と言語意識 |
研究成果の概要 |
本研究では,敬意表現を持つ日本語と韓国語に関して,日常生活場面でよく見られる丁寧表現の不使用に対する認識を,医療場面を例として質問紙調査を行い,統計分析を行った。分析結果から,丁寧表現の不使用への評価に関しては,日本人と韓国人では,評価の厳しさ,年代別に考慮する要因,評価の極性と考慮する要因との関係が異なることが明らかになった。これらの知見は,従来の敬語に関する理論がさらに精緻化できる可能性があることを示唆する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本を取り巻く言語環境が,少しずつ変化しつつある。現在,外国人登録者数及び在留外国人数は約230万人を超える。少子高齢化により大幅な人口減少が予想され,日本の経済的・社会的な発展のためには,海外とのさらなる交流を図る必要性が認識されている。本研究は,多文化共生社会へ向けた環境作りのために必要な日本人と外国人のより良いコミュニケーションスタイルを探ることを目的として,日本語と韓国語における丁寧表現の不使用への評価に影響を与える要因を実証的に明らかにした。
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