研究課題/領域番号 |
15K02520
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田中 俊也 九州大学, 言語文化研究院, 教授 (80207117)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | Proto-Germanic / verb system / strong verbs / preterite-present verbs / paradigmatic levelling / morphological conflation / Verner's law / Narten imperfect / Osthoff's law / verbal system / the PIE perfect / past participle / preterite plural / the Narten hypothesis / PIE verbal system / Verner's Law / PGmc. verbal system / voiceless fricatives / the Narten imperfect |
研究成果の概要 |
ゲルマン祖語の強変化動詞(strong verbs)の歴史的発達のあり方について、印欧語比較言語学の立場から新たなアプローチを行った。印欧祖語の完了能動形(perfect active)と語幹形成母音によらざる未完了形(athematic imperfect)の形態的混交(morphological conflation)によってゲルマン祖語強変化動詞が生成され、完了能動形と語幹形成母音によらざる現在中動形(athematic present middle)との形態的混交によって過去現在動詞が生成されたと仮定することで、従来説明できなかった様々な現象に首尾一貫した説明が与えられることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この期間に学術論文2点を公刊し、そのうち1点は日本言語学会機関紙である『言語研究』第152号に掲載することができた。また、口頭発表を5点行うことができた。そのうち1点は、日本歴史言語学会第5回大会(北海学園、2015年12月)にて英語で発表し、3点は国際研究会 Language Variation and Change (LVC) Network で英語で発表した。このような形で、研究成果を社会に向けて発信した。
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