研究課題/領域番号 |
15K02540
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
中田 節子 (有田節子) 立命館大学, 言語教育情報研究科, 教授 (70263994)
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研究分担者 |
江口 正 福岡大学, 人文学部, 教授 (20264707)
岩田 美穂 就実大学, 人文科学部, 講師 (20734073)
前田 桂子 長崎大学, 教育学部, 准教授 (90259630)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 条件表現 / モダリティ / 九州方言 / 佐賀方言 / 甑島方言 / 準体形式 / 断定辞 / 逆接形式 / ギ類 / 文法化 / 形式名詞 / 認識的条件文 / 准体形式 / 長崎方言 / バッテン / 二段動詞 / 終止形 |
研究成果の概要 |
九州方言の条件とモダリティの形式について、共時的・通時的観点から分析した。九州では、佐賀を中心に方言形式「ギ類」が分布し、標準語に比べて「ナラ(バ)類」の使用域が広い地域が目立ち、準体形式「ト」が挿入される場合がある。トの挿入は、ナラ(バ)類の時制節性に関わる面と、断定辞の分布に関わる面がある。ギ類の発達と衰退は「バ」との競合において、認識や事実用法を持ちえたかどうかに関係すると考えられる。「バッテン」と「ンバ」について、当初は条件表現の接続助詞だったが、バッテンは単純逆接に偏っていった一方,ンバは、マイナス表現に偏り、「~ならない」の下接を経て当為表現に固定したことが明らかになった。
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