研究課題/領域番号 |
15K02544
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
|
研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
尾鼻 靖子 関西学院大学, 理工学部, 教授 (60362141)
|
研究協力者 |
ホー マイケル University of Queensland, School of Languages and Studies, Professor
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | ポライトネス / 敬語 / 役割 / アイデンティティ / アイロニー / 皮肉 / 起源 / てくれる / politeness / identity / role / シンボリック相互作用理論 / Japanese / honorifics / ~てくれる / 役割理論 / 人称詞 / やりもらい / 語用論的意味 |
研究成果の概要 |
人は言葉を選ぶ際に、相手との対話の中で自分が取る役割や立場に影響されることがある。敬語の生起はその典型的な例である。敬語は話者が相手に対してどのような立場であるかを示す指標である。挨拶言葉である本研究では、ドラマや映画、インタビューなどをデータに、対話の中でどのような言葉の選択をしているのか、そしてそれは何故なのか、を明らかにするのが目的であった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語のポライトネスや「クレル」の分析、さらに会話の中で2人が同時参加して一つの発話を織りなすという現象などを研究テーマに、論文を発表した。従来当たり前として受け入れられてきた通説に対して、異なる観点からそれぞれのテーマに取り組んだという点で、オリジナル性の高い成果を得られた。例えば「クレル」は従来「恩恵」として扱われてきたが、この助動詞には外から内に向かうベクトルはあるものの、恩恵の意味は本来なく、恩恵を示すコンテクストがあるから「クレル」がそれを強調するだけであると主張した。
|