研究課題/領域番号 |
15K02546
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
|
研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
内田 充美 関西学院大学, 社会学部, 教授 (70347475)
|
研究分担者 |
家入 葉子 京都大学, 文学研究科, 教授 (20264830)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 言語接触 / 歴史社会言語学 / コーパス / 翻訳 / 英語 / フランス語 / 多言語 / 印刷技術 |
研究成果の概要 |
言語学全体においてコーパス利用がひろく一般的になる時期にあって,コーパスを用いた研究にすでに精通していた研究代表者と研究分担者は,それぞれの強みを生かして,英語史における言語接触のプロセスにせまる実証的な基礎研究を行った.成果として,これまで主に歴史言語学,書誌学分野や英文学の分野で研究対象とされてきた中英語資料のうち,あまり顧みられることのなかった翻訳英語資料を主たる観察対象として,歴史社会言語学の観点から翻訳と翻訳者を捉え直し,その言語使用のなかに他言語(翻訳元言語)との言語接触の痕跡の有無を探究した.その成果を論文として公刊した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
英語史における言語接触の研究は,語彙の中に占める借用語の割合というふうに,言語接触の「結果」を,社会「全体の」傾向として,「単語のレベルで」述べるという手法が主流であった.本研究は言語接触の(結果というより)プロセスを明らかにするために,(全体というより)個人の言語使用に着目し,(単語のレベルを超えて)文や構文レベルでの観察と考察を行い,コーパス言語学と歴史社会言語学の手法を英語史研究に応用することの有用性をさらに強調することに貢献した.
|