研究課題/領域番号 |
15K02554
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所) |
研究代表者 |
幕内 充 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 脳機能系障害研究部, 研究室長 (70334232)
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研究協力者 |
岩渕 俊樹 浜松医科大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任助教 (20711518)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | かき混ぜ文 / fMRI / 日本語 / 系列位置効果 / ワーキングメモリ / 統語 / 階層構造 / 統語処理 / 脳 / 言語 / 文法 / ブローカ野 / 心理言語学 / かき混ぜ / 機能的MRI / 読み時間 |
研究成果の概要 |
かき混ぜ文は、正準語順文に比べ処理負荷が高いことが脳機能画像法により複数の言語で確認されている。ではなぜ負荷の高いかき混ぜ文が産出されるのか。日本語書き言葉コーパスの分析によると目的語が従属節で修飾されて「重く」なっている場合にかき混ぜ文が産出されることがある。このようなタイプのかき混ぜ文を処理する際の脳メカニズムをfMRIを用いて検討した。結果は、産出が生じやすいタイプでは、かき混ぜによる処理コストの上昇がなかった。つまり、短期記憶における系列位置効果と似て、修飾されて情報量の多い名詞句を文頭に置くことにより、文の処理コストが下がることが、かき混ぜ構文を選択する動機の一つであると考えられる。
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