研究課題/領域番号 |
15K02555
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
郡 千寿子 弘前大学, 教育学部, 教授 (50312476)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 往来物 / 北陸 / 北前船 / 日本海域 / 日本語史 / 言語生活 / 地域格差 / 文化交流 / 教育環境 / 海域交流 / 出版文化 / 長岡 / 出版 / 富山 / 高岡 |
研究成果の概要 |
北陸日本海域に所在する往来物資料について、書誌的文献学的な紹介とともに、その分布と偏在状況を提示した。近世期における北陸の諸地域の教育環境や文化的背景を考察検討するうえで、それら資料が重要な示唆を与えてくれるものであることが判明した。 研究成果のひとつは、今まで知られていなかった新資料を発見し、地域の教育事情を検討考察したことである。もう一点は、新潟は江戸出版の資料の割合が大きく、石川では、距離的に近い関西(京都・大坂)出版の資料数が多いなど、北陸の地域特性や地域間格差の一面を明らかにしたことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域に残存する文化資源の往来物資料について、新たな利活用を提案発見したものであり、関西文化圏と東北文化圏、北陸文化圏の関係性を分析した研究成果は、今後の地域文化や社会発展に寄与するものである。 また往来物資料は、語彙や地理、歴史、理数系といった分野以外に芸術に関わる記載もあり、異分野連携研究の可能性がある点でも意義がある。
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