研究課題/領域番号 |
15K02569
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
又吉 里美 岡山大学, 教育学研究科, 准教授 (60513364)
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研究分担者 |
中島 由美 一橋大学, その他部局等, 名誉教授 (20155732)
小嶋 賀代子 (下地賀代子) 沖縄国際大学, 総合文化学部, 准教授 (40586517)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 日本語学 / 琉球方言 / 宮古方言 / 言語地理学 |
研究成果の概要 |
本研究では、宮古群島域を対象に、音声・語彙を中心とした地域差に注目した調査を実施し、下記の成果を得た。(1)宮古群島方言に特異な音声特徴について、離島も含めたすべての地域を統一的調査票による調査でカバーした。特に重要な音声特徴に特化して、全36地点で詳細な調査が実施できた。(2)それらの音声特徴の歴史的発達に関し、言語地理学的手法を適用して検証した。特に、母音の中舌化⇒舌先の上部への極端な接近⇒そり舌側面音化、のような変化の過程の推定が可能になった。(3)発音特徴の検証に重要となる映像資料をほぼ全域について作成し、研究用だけでなく、現地次世代の方言継承にも利する資料が構築できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義については次のとおりである。宮古群島域を対象に、音声・語彙を中心とした地域差に注目した調査を実施し、離島も含めたすべての地域を統一的調査票による調査でカバーした。特に重要な音声特徴に特化して、全36地点で詳細な調査を実施したことは、琉球方言の音声研究に貢献するものである。 社会的意義については次のとおりである。方言学習の課題として、①方言学習の目標について、②教員の方言学習に対する態度、③方言学習に必要な教材、④カリキュラム上の課題、地域の課題、の4つの観点から課題を整理し提示した。また、方言の次世代への継承に利する優れた資料として宮古群島域方言言語地図を作成した。
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