研究課題/領域番号 |
15K02575
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 実践女子大学 |
研究代表者 |
福嶋 健伸 実践女子大学, 文学部, 教授 (20372930)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | テンス(tense) / アスペクト(aspect) / モダリティ(modality) / 丁寧語 / 候ふ / 統語的変化 / 主節 / 従属節 / 古典文法教育 / ~ム・~ムズ / 統語的分布 / 仮定・婉曲 / モダリティ・ムード / テンス・アスペクト / 従属節と主節 / 言語類型論的変化 / 言語類型 / ムード優位言語 / ~ウ・~ウズ(ル) / 言語類型論 / 候 / モダリティ / 統語構造の変化 / 文章の統一 / 体系的な変化 / 類型論的変化 / 統語構造 / 中世日本語 / 従属節と主節の違い / デス・マス |
研究成果の概要 |
本研究課題は、「近代日本語のテンス・アスペクト・モダリティ体系の変遷に関する統語論的研究」である。本研究の最も大きな研究成果を、端的かつ簡単な表現で示すと次のことを指摘した点にある。 「従属節と主節の区別がよりはっきりするようになったという統語的な変化が日本語にあったのではないか」 つまり、かつては、従属節と主節の差が小さく、「文」という単位よりも「節」という単位で言語が使用されていたのが、現代日本語に近づくにつれ、主節の従属節に対する支配が強くなり、「文」という単位で言語が使用されるようになってきた、ということである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的な意義は、「研究成果」のところで述べることとし、ここでは社会的な意義について述べたい。本研究成果の一部が国語教育に応用できるという点が、最も、社会的意義として大きいと思われる。期間延長を申請したのもそのためである。具体的には、古典の助動詞「む」「むず」の教授法について貢献できると思われ、その成果は既に、第136回全国大学国語教育学会(茨城大会、2019年6月1日)にて、「古典文法の授業はなぜ苦痛なのか ―古典文法書の「む」「むず」の調査から原因療法を探る―」という題目で発表している。
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