研究課題/領域番号 |
15K02578
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
田中 牧郎 明治大学, 国際日本学部, 専任教授 (90217076)
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研究分担者 |
鴻野 知暁 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (30751515)
田中 草大 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 助教 (20778758)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 日本語史 / 語彙 / 文体 / コーパス / 平安時代語 |
研究成果の概要 |
本研究は、平安時代の語彙に文体的な層状構造が存し、その文体的な層は、意味的な層に基づくことを解明することを目指す。 まず、『今昔物語集』と和文資料及び漢文資料とのパラレルコーパスを作成し、相互で対応することが多い語の対を抽出することで、語彙を3つの層に分けることができた。また、『日本語歴史コーパス』なども用いることで、平安時代の語彙には、5段階の文体的な層を確認することもできた。これらの各層間で対立する語の意味・用法を分析すると、そこに意味的な対立を認めることができた。 これらのことから、文体的な層状構造は、意味的な構造に基づいていると考えることができた。
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