研究課題/領域番号 |
15K02588
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
福田 薫 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (50261368)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 文法化 / 変異 / 統計解析 / 用法基盤文法 / 頻度効果 / 母音短化 / 短母音化 / 複合語 / 強勢配置 / コーパス調査 / 擬似部分構造 |
研究成果の概要 |
本研究は、現代英語のコーパス調査を援用して、動物の群を表す語が名詞から分量詞へ文法化する程度および長母音[u:]が短音化する現象をデータ化し、対象項目グループ間に有意差を認定した。観察された程度差と当該要素の頻度との間に単純直接的な対応関係は認められないけれども、高頻度で使用される代表的メンバーがモデルを形成し、そのモデルとの構造的類似性に基づく類推作業が語彙拡散の要因となる可能性を指摘した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
言語の要素はさまざまな要因により変異や変化を示すが、現代英語においても、特定の語彙において従来の長母音が短音化する現象や、本来の名詞的意味が薄れて数量を表す表現に意味的・機能的に変化する現象が観察される。本研究では、[u:]が[u]に短母音化する要因として、当該母音を含む語の使用頻度は説得的な要因とは言えないが、高頻度語との類似性に基づく類推が作用している可能性を示唆した。動物の群を表す名詞の分量詞への機能変化に関してコーパスからデータを抽出して分析すると、変化の進展度に関して有意な差が観察された。ここでも名詞の使用頻度そのものが機能変化に直接的に関与するという証拠は得られなかった。
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