研究課題/領域番号 |
15K02594
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
堀田 優子 金沢大学, 歴史言語文化学系, 教授 (90303247)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 認知言語学 / (間)主観性 / 構文研究 / 事態把握 / 他動性 / 主語 / (間)主観性・客観性 / 構文 / 事態解釈 |
研究成果の概要 |
本研究では、特に「他動性」と「主語」にまつわる英語と日本語の様々な表現を取り上げ、認知言語学の客観性・(間)主観性の観点から、日英語の表現形式とそれに反映される事態把握の仕方との関係性について明らかにしようとするものである。中でも、「他動性」にまつわる英語の同族目的語構文や移動使役構文の拡張パターンについて、その動機づけを事態認知の観点から説明した。また、「主語」については、日本語の小説とその英語翻訳からなる、日英語のパラレル・コーパスを作り、主語が表されていない日本語表現に対して英語翻訳では特にyouやweが用いられている場合に着目して(間)主観性の観点から分析を試みている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「主語」や「他動性」の問題に関する研究はこれまで多くなされてきたが、それらの個々の研究成果を整理し、改めて「客観性/(間)主観性」の観点から検証し直すことで、日英語の表現形式の根底に働く認知モードが明らかになり、さらには、典型的な表現形式からの拡張パターンについても人間の認知の仕方(概念化)に裏打ちされた動機づけを明らかにすることができる。また、客観性・(間)主観性に基づく類型化の研究に向けて、パラレル・コーパスを用いた、詳細で実証的な分析の必要性とその試みの一端を示すことができたと考える。
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