研究課題/領域番号 |
15K02626
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
山田 悦子 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 准教授 (70600659)
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研究協力者 |
バイラム マイケル ダラム大学, 名誉教授
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | クリティカルシンキング / 多文化クラス / 異文化間教育 / 日本語教育 / 英語使用 / 日本語使用 / 日本人学生 / 留学生 |
研究成果の概要 |
留学生と日本の学生が共に学ぶ英語による多文化クラスと日本語による多文化クラスで、多様な文化的価値観を題材としてクリティカルシンキングを扱う同内容の授業を元にした実証研究を実施した。 多文化クラスは国際性の滋養のみならず、クリティカルシンキングの育成の教育環境としても非常に効果的であると言えるであろう。日本の学生にとっては日本語によるコースのほうが、留学生の積極性から自分の意見を表明することの重要さを学んだり、自身の今後の外国語学習への啓発を受けたりで教育効果が高いと考えられ、初年次段階では英語学習の強化よりも先に日本語による多文化クラスで国際性を滋養することを推奨するという提言を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本に限らず、世界各国で大学教育における国際化が推奨されるようになってから久しい。日本の大学において留学生と日本の学生が共に学ぶ教育環境から生み出される教育効果は、国際性の滋養だけでなく、クリティカルシンキングのような思考力の基礎部分の育成にも及ぶと考えられる。また、日本語による多文化クラスによる日本の学生の国際性の滋養、外国語学習への啓発の効果は高く、日本の学生への英語学習の強化による効能、専門授業の英語化(EMI)の導入については、問い直す必要があるであろう。
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