研究課題/領域番号 |
15K02627
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
佐々木 良造 秋田大学, 国際交流センター, 助教 (50609956)
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研究分担者 |
八重樫 理人 香川大学, 創造工学部, 准教授 (30410848)
吹原 豊 福岡女子大学, 国際文理学部, 准教授 (60434403)
助川 泰彦 東京国際大学, 言語教育機構, 教授 (70241560)
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研究協力者 |
ニ・ヌンガー・スアルティニ ガネーシャ教育大学
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研究期間 (年度) |
2015-03-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 福祉言語学 / 言語的弱者 / 高校進学情報支援 / 在日インドネシア人コミュニティ / 進学情報提供バイリンガルウェブサイト / ライフコース / 就職・キャリア形成 / 進学情報提供Webサイト / インドネシア人コミュニティ / 進路選択 / バイリンガルサイト / 在日外国人家庭 |
研究成果の概要 |
本研究課題の成果として、インターネット上に「在日インドネシア人のための高校進学情報」(https://gotohighblog.wordpress.com/)というウェブページを開設した。進学情報のニーズ調査を進めるうちに、高校進学だけでなく、義務教育や高校卒業後の進学に関する情報へのニーズがあることがわかった。特に、高校卒業後の進学は、選択肢が多岐に渡ること、入学試験の方法が複数あること、進学希望者自身の目標・目的が明確になってくることなどの理由から、キャリア、ライフコースを視野に入れた情報を求めていることがわかった。 なお、本研究課題は19H01272に発展的に統合された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
私たちは在日外国人情報弱者の声に耳を傾け、適切な情報を提供することが彼らの日本でのキャリア形成につながると考えた。この考えは社会言語学者の徳川宗賢が提唱した「福祉言語学」に通底している。本研究課題の学術的意義として「福祉言語学」の理念に実態を与える実践研究のひとつとなったと考える。本研究の社会的意義は、外国にルーツを持つ子どもたちの自己実現をサポートするためには、子どもたちへの日本語指導だけでなく、キャリア形成のための情報を広く提供すること、さらに子どもたちだけでなく保護者にも情報を提供し、子どもと保護者との間の情報格差をなくすことが必要であることを指摘した点にあると考える。
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