研究課題/領域番号 |
15K02635
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
大島 弥生 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (90293092)
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研究分担者 |
生天目 知美 東京海洋大学, 学術研究院, 准教授 (20549042)
山本 富美子 武蔵野大学, グローバル・コミュニケーション学部, 教授 (50283049)
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研究協力者 |
山本 富美子
二通 信子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アカデミック・ジャパニーズ / アカデミック・ライティング / 論文作成支援 / 論文読解支援 / 人文社会科学系 / 引用 / 解釈 / アカデミックジャパニーズ / 人文社会科学系論文 / 人文・社会科学系論文 / 口頭発表 / 教材作成 / 資料分析型論文 / 海外の日本語教育 / 教材 |
研究成果の概要 |
大学大学院において日本語で論文読解・論文作成を行う学習者に向けては,従来は,調査や実験に基づく検証型の論文に頻出する用例を中心に教材が提供されてきた。しかし,実際に日本語で論文に取り組むのは,人文・社会科学系分野を専攻する学習者が多く,これらの分野の論文読解・作成支援のための例文集と段階的な教材が求められてきた。本研究では,従来,教材化の試みの乏しかった分野において,各分野(歴史学/経済学/地域研究分野/文学/経営学等)複数の論文の文章をコーパス化したうえで,頻出する文型・表現および談話展開を分類・整理し,それをもとに,母語・非母語の日本語学習者と教師に向けた教材を試作した結果を報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
分析の結果,試作した教材の特徴には以下の点がある。実際の複数分野の論文の実例をもとに表現を抽出し,用例が多様で,たとえば,論文の各構成要素(ムーブ)の典型的な用例のみならず,従来いわゆる用例として教材に取り上げられにくかった多様な表現(例:歴史的経緯を小括する表現)にも焦点を当てている。複数分野の論文の実例に基づくことから,たとえば,先行研究の引用のみならず,原典,史料,統計資料等の引用の用例を挙げ,近似の言語機能であっても,用例の多様性が理解しやすい。論文経験の豊富な大学院レベルの学習者のみならず,大学学部レベルや予備教育段階の学習者を想定した,段階的な用例の理解と練習を想定している
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