研究課題/領域番号 |
15K02645
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 国際教養大学 |
研究代表者 |
石毛 順子 国際教養大学, 国際教養学部, 准教授 (40526050)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ピア・レスポンス / 作文 / 日本語学習者 / 日本語母語話者 / 推敲 / グループディスカッション |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、グループメンバーが対等の立場でお互いの文章を読みあい、話し合う活動である「ピア・レスポンス」において、日本語母語話者と日本語学習者の意識・発話・行動・の違いを探ることである。ピア・レスポンスに対して日本語母語話者・日本語学習者ともに利点を見出してはいるが、日本語学習者がより困難を感じていることが示された。その困難は自分の伝えたいことを表すことであったため、日本語母語話者・日本語学習者がどのようにピア・レスポンスで意見を述べているか分析した。また、ピア・レスポンスは学習者主体の活動であり、教師は多くは介入しないため、意図を伝えたうえでの指示が重要であることが見出された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グローバル化が進む現代において、職場において母語以外でディスカッションを行うメンバーがいることが増えると考えられる。本研究において日本語学習者がピア・レスポンスに困難を抱えているということを示したことは、共生社会においては意義あることであろう。また、事前に指示をする者が基本的に活動中には介入しない場合においては、意図を示して指示を行わなければ、指示が活動に反映されないということを示したことも、既有知識の異なる多様な人々が暮らす社会においては重要だと思われる。
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