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ディスレクシア学習者に対する実現可能で個別的な日本語教育支援体制の構築

研究課題

研究課題/領域番号 15K02657
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本語教育
研究機関立教大学

研究代表者

池田 伸子  立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 教授 (30294987)

研究協力者 石田 敏子  
大嶋 弘子  
西澤 香織  
守時 なぎさ  
日暮 嘉子  
林 淑璋  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード日本語教育 / ディスレクシア / 教員養成 / 教材開発 / 態度変容 / KAPギャップ / 日本語学習支援 / 日本語教員養成 / 支援技術
研究成果の概要

本研究では、教室現場でディスレクシア等の学習障害を抱える学習者に対して、適切に対応し、的確な教育支援を実施することのできる日本語教員を養成するために必要な教員養成プログラムについて開発を行い、単なる知識だけの教育では不十分であること、態度変容までを実現するためには、シミュレーション活動や視聴覚教材を適切に組み込んでいくことが必要であることを明らかにした。
また、ディスレクシア学習者にとって習得が困難である漢字については、絵や文字カード、漢字の構成要素を利用したゲーム型の教材が有用である可能性も示唆した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、欧米諸国に比べてまだ対応が遅れている、学習障害を抱える日本語学習者に対する対応について、教員養成と学習支援(教材開発)の面から研究を行った。特に、教員養成プログラムの開発においては、従来のように、日本語教授法や日本語の言語的知識を教示するのみならず、学習障害に対する正確な知識を教えることに加えて、学習者の態度変容まで促すためのシミュレーション活動のデザイン、さらに、視聴覚教材利用のデザインも提案することができた。今後は、さらに多様な学習者への対応が求められる日本語教育の現場にとって、本研究は有意義であると思われる。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (16件)

すべて 2019 2017 2016

すべて 雑誌論文 (14件) (うち査読あり 14件、 オープンアクセス 11件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [雑誌論文] 多様なニーズに対応可能な日本語教員養成プログラムの開発―シミュレーションによる態度変容可能性の検討2―2019

    • 著者名/発表者名
      池田伸子
    • 雑誌名

      日本語・日本語教育

      巻: 2 ページ: 1-18

    • NAID

      120006863431

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 多様なニーズに対応可能な日本語教員養成プログラムの開発―視聴覚教材利用による態度変容の可能性2―2019

    • 著者名/発表者名
      池田伸子
    • 雑誌名

      日本語教育実践研究

      巻: 7 ページ: 1-10

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 多様なニーズに対応可能な日本語教員養成プログラムの開発―シミュレーションによる態度変容可能性の検討―2017

    • 著者名/発表者名
      池田 伸子
    • 雑誌名

      日本語・日本語教育

      巻: 1 ページ: 1-18

    • NAID

      120006596263

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 多様なニーズに対応可能な日本語教員養成プログラムの開発―映像教材利用の可能性―2017

    • 著者名/発表者名
      池田 伸子
    • 雑誌名

      日本語教育実践研究

      巻: 6 ページ: 1-12

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ディスレクシアを抱える学習者に対応できる日本語教員養成―先行研究の分析を通して―2017

    • 著者名/発表者名
      池田伸子
    • 雑誌名

      日本語教育実践研究

      巻: 4号 ページ: 91-105

    • NAID

      120006324454

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 多様なニーズに対応可能な日本語教員養成プログラムの開発―態度変容に関する予備的考察22017

    • 著者名/発表者名
      池田伸子
    • 雑誌名

      日本語教育実践研究

      巻: 5号 ページ: 1-11

    • NAID

      120006324456

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 英国の高等教育機関における対応の現状2017

    • 著者名/発表者名
      西澤芳織
    • 雑誌名

      日本語教育実践研究

      巻: 4号 ページ: 16-24

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 日本語教育とディスレクシアの学習者のための連携的支援システム2017

    • 著者名/発表者名
      守時なぎさ
    • 雑誌名

      日本語教育実践研究

      巻: 4号 ページ: 25-39

    • NAID

      120006324450

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] フランスのディスレクシア学習者支援の現状と課題―日本語教材作成への応用を考える―2017

    • 著者名/発表者名
      大島弘子
    • 雑誌名

      日本語教育実践研究

      巻: 4号 ページ: 10-51

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] アメリカの大学における障害者の実態と外国語クラスにおける学習障害者への支援について2017

    • 著者名/発表者名
      日暮嘉子
    • 雑誌名

      日本語教育実践研究

      巻: 4号 ページ: 52-70

    • NAID

      120006324452

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 台湾における特別支援教育2017

    • 著者名/発表者名
      林淑璋
    • 雑誌名

      日本語教育実践研究

      巻: 4号 ページ: 71-90

    • NAID

      120006324453

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 多様なニーズに対応可能な日本語教員養成プログラムの開発―態度変容に関する予備的考察―2016

    • 著者名/発表者名
      池田伸子
    • 雑誌名

      日本語教育実践研究

      巻: 3 ページ: 1-19

    • NAID

      120005728118

    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] ディスレクシアの日本語学習者を取り巻く中東欧の状況―IT(不)使用と個人指導について―2016

    • 著者名/発表者名
      守時なぎさ
    • 雑誌名

      日本語教育実践研究

      巻: 3 ページ: 57-66

    • NAID

      120005728122

    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ディスレクシアとテクノロジー―英国の教育における現状と課題―2016

    • 著者名/発表者名
      西澤芳織
    • 雑誌名

      日本語教育実践研究

      巻: 3 ページ: 67-77

    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] ディスレクシア―現場の教師に求められる知識と態度2019

    • 著者名/発表者名
      池田伸子
    • 学会等名
      ICUグローバル言語教育研究センター 日本語教育における「学びのユニバーサルデザイン」を考える 連続講演会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会・シンポジウム開催] ディスレクシア日本語学習者に対する日本語教育支援と対応可能な日本語教員養成―さらなる多様性への挑戦―2016

    • 発表場所
      立教大学(東京都豊島区)
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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