研究課題/領域番号 |
15K02663
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 静岡産業大学 |
研究代表者 |
谷口 正昭 静岡産業大学, 情報学部, 教授 (60533213)
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研究分担者 |
谷口 ジョイ 静岡英和学院大学, 人間社会学部, 准教授 (80739201)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 日本語教育 / ライティングセンター / アカデミックライティング / 日本語教授法 / 留学生 / 第二言語習得 / ライティング・センター / アカデミック・ライティング / 対話を通した学び / 第二言語ライティング |
研究成果の概要 |
1.ライティングセンターとは、添削による文章指導を行わず、指導者との対話を通して学生の自主的な学びを促す支援機関であるが、米国における第二言語のライティング教育が、どのような段階を経て発展してきたかを、先行研究資料、参考文献、関連書籍によってまとめた。 2.留学生に対する「対話」を用いた文章指導の有効性を検証するため、ライティングセンターにおける個別指導を観察、記録し、分析を行った。また、事後のインタビューにより、当事者においては、どのような「気づき」が喚起されたか、どのような問題を抱えているかについて確認し、指導上の留意点をまとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の調査結果から、留学生の多くは、構文や語彙の正確さを向上させる目的でライティングセンターを利用しており、「対話」を重視するライティングセンターの指導方法を認めつつも、添削指導が行われないことへの不安や不満を抱えていることが示唆された。また、母国において受けた文章作成指導とは、指導方法がかなり異なることから、センターの利用に心理的な抵抗を感じている学生も見られた。今後更に増加するであろうと予測されるライティングセンターの運営方法に関して、有意義な知見が得られたものと考えられる。
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