研究課題/領域番号 |
15K02689
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
|
研究機関 | 宮城大学 (2017-2018) いわき明星大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
川井 一枝 宮城大学, 基盤教育群, 准教授 (40639043)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 英語教育 / チャンツ / リメディアル教育 / 音読 / WTC / 英語リメディアル教育 / 動機付け / 発音 / 英語のリズム / 発音評価 |
研究成果の概要 |
英語リメディアル教育の必要性が高まる中、該当学生96名を対象に、チャンツを用いた音読指導を行い、発音能力の変化とWTCや外国語学習不安などの情意面について調査することで英語リメディアル教育におけるチャンツの有効性について検証した。結果、発音能力に関しては事後に向上がみられ一定の効果を確認した。また、発音の評価において、音響分析ソフトと人の評価の比較を通して、発話速度・流暢さが母語話者の評価に影響していることも明らかになった。情意面においては、チャンツが該当学生の英語を発話する際の不安を軽減し、「英語を話そうとする意欲」に対して肯定的な影響を与える可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題から得られた示唆は英語だけではなくリメディアル教育全般に活用できると思われる。対象学生は英語学習に対する不安が高い一方、自信に乏しい傾向があり、授業では自己効力感を高めるような取組みが必要である。同時に基礎的な反復学習に意義をもたせ、安易なやり直し学習だけに終始しない工夫も求められる。 チャンツは対象学生の英語に対する興味関心を再喚起し、発話の不安を軽減することで発音面の向上にも寄与するが、情意面や認知面に応じた提示方法が必要である。また英語母語話者が「自然な英語」と感じる要因には速度や流暢さが影響しており、プロソディ面に焦点をあてた効率的な発音指導の実践が望まれる。
|