研究課題/領域番号 |
15K02692
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 国立音楽大学 |
研究代表者 |
林 千代 国立音楽大学, 音楽学部, 教授 (30365522)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | EFL learners / motivation / autonomy / authentic materials / content-based / モチベーション / オーセンティックな教材 / リーディング / 自己決定理論 / チョイス / ビリーフ / 内発的動機 / コンテント / 教材 / 内発的動機付け |
研究成果の概要 |
本研究の目的は日本人大学生を対象とし、どのような「教材」および「指導法」が「英語および英語リーディング」に対するモチベーションを高める効果があるかについて、実証研究を行うことである。研究の理論的背景としては自己決定理論に依拠し、「自律性、関係性、有能性」を高めるべく、オーセンティックな教材とコミュニカティブ・ランゲージ・ティーチングを取り入れた「コンテントベース」の授業を行った。その結果、内発的モチベーションが有意に向上し、無動機が下降したことが明らかになった。また、自律性を高めるために、授業内に「チョイス」を取り入れて、その効果も検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、大学における英語の授業において、モチベーションを高める効果のある教材と指導法を明らかにした点である。学生にとって「興味が持てる・役に立つ・理解可能な教材」を用い、コンテントベースのコミュニカティブな授業を行うことで、学生の英語に対する関心や興味が高まることが明らかになった。また、教育研究・実践の場で広く参照されている自己決定理論が、日本人大学生の英語に対するモチベーションを解明するためにも有効であることが示された。さらに、自律性を高めるための有効なアプローチとして、授業内で学生にチョイス、「自ら選ぶ機会」を与えることが効果的であることも明らかになった。
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