研究課題/領域番号 |
15K02697
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 成蹊大学 |
研究代表者 |
小野 尚美 成蹊大学, 文学部, 教授 (10259111)
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研究協力者 |
高梨 庸雄 弘前大学, 名誉教授
土屋 佳雅里 , 杉並区英語講師
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 読解の躓き / Reading Recovery Program / リテラシー教育 / Emergent Literacy / 英語で読むこと / 英語で書くこと / 躓き / 読みの躓き / 中学生の読解力 / Reading Recovery / 英語教材の活かし方 / lReading Recovery / literacy / 中学校英語への架け橋 / 文字教育 / 読み書き教育 |
研究成果の概要 |
研究期間の前半2年間で、Reading Recovery Program(以下、RRと略す)の日本の英語学習者への応用方法を書籍2冊にまとめた。後半2年間では、公立中学校で英語を学ぶ生徒にRRの指導方針を踏まえた教え方で英語を教え、英語指導方法の研究を行った。学習者は、英語の聞き話す能力の習得が最も重要であると考えているため、英語の読み書き訓練が軽視されていることが分かった。音声訓練をした後必ず読み書き活動をして英語の知識を確認し、真の英語のコミュニケーション能力を高めるためには、単語の意味、音、綴りの理解を徹底し、学習者の既存の知識に注目したリテラシー教育の視点が必要であることが確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、学習者の躓きに注目することにより英語指導方法を考案する点、学術的及び社会的意義があるといえる。日本の英語学習者の躓きの原因を探り、改善することで英語が苦手な学習者の英語能力を改善する方法の糸口を見つけるという発想は重要である。また英語圏で学習者の躓きを取り除くことに効果を発揮しているRRを研究のモデルとしている点もこれまでにない研究といえるであろう。日本の英語学習者の英語力を伸ばすためには、特に音声言語と書記言語の両方の能力の訓練に効果を発揮する一連の指導手順がある、リテラシー教育の視点に基づくmethodが必要であり、この度の研究はそれを目指したことが有意義であった。
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