研究成果の概要 |
本研究は、英語教科書コーパスによる典型的な構文の頻度効果調査をふまえ、学習者の構文ネットワーク知識(e.g., Madlener, 2015) の発達状況と特有の誤用例を想定し記述したものである。調査をふまえ、学習者は、(1)高頻度のStates/SVC (be) を主軸とする3種の構文を頻繁に使うこと、(2)中頻度5種の構文 (e.g., Emotion/SVO (like))を比較的使うこと、(3)低頻度5種の構文(e.g., Processes/ SVC ( become)) については、英語教科書を通して触れる機会も少なく構文融合による誤りが増えること、の3点を指摘することができた。
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