研究課題/領域番号 |
15K02750
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中川 裕之 大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 教授 (10275000)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | スイス地域研究 / 多言語主義 / グラウビュンデン / 言語マイノリティ / レト・ロマン(ロマンシュ)語 / 社会言語学 / 外国語教育 / ドイツ語学文学 / スイス / レト・ロマン語 / 多言語国家 / マイノリティ / 多様性 / ヨーロッパ / 多言語・多文化主義 / ドイツ語 / ヴァラーデル方言 / エンガディン / 少数言語 |
研究成果の概要 |
スイスの小言語レト・ロマン語の言語文化を考察した。過酷な自然環境にありながら列強諸国が行きかう交通の要衝に位置するグラウビュンデンはドイツ語を併用しつつもいまだアイデンティティを失っていない。言語的にも、他に対して門戸を開き、多様性を受容したことがその要因の一つと考えられる。歴史的には、聖書を現地語に翻訳し地域住民の啓蒙と識字教育につなげた点が特筆される。5方言から統一標準語構築の試みは、他国からの独立と自国を多言語国家と位置付ける象徴になったが、必ずしも地域住民には受容されていない。憲法にレト・ロマン語を国語と定める国策と、住民の旺盛な独立心が符合して、地域の言語文化の存続につながっている。
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