研究成果の概要 |
オンライン異文化間交流において, ビデオ通話を利用した活動は関心と参加意欲を高めうるが, 英語でのコミュニケーションの経験がない日本人学生にとって同期型コミュニケーションは緊張や不安が強まる形態でもある。本研究では, ビデオ通話の利点を生かした「グループ動画をベースとした非同期型コミュニケーション」が参加を容易にし, 英語への苦手意識を払拭するのに役立つことを確認した。ただし初対面でのやりとりやミスコミュニケーションへの対処等の授業内支援の必要性も示唆されている。技術面では特殊なスキルは不要であり, 非英語専攻学生対象の一般英語の授業にも取り入れやすいオンライン活動であると言える。
|