研究課題/領域番号 |
15K02823
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
史学一般
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研究機関 | 京都ノートルダム女子大学 |
研究代表者 |
朱 鳳 京都ノートルダム女子大学, 国際言語文化学部, 教授 (00388068)
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研究分担者 |
塩山 正純 愛知大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (10329592)
奥村 佳代子 関西大学, 外国語学部, 教授 (10368194)
内田 慶市 関西大学, 外国語学部, 教授 (60115293)
千葉 謙悟 中央大学, 経済学部, 教授 (70386564)
伊伏 啓子 北陸大学, 国際コミュニケーション学部, 講師 (40759841)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 唐通事 / 漢字翻訳語 / 西書翻訳 / 宣教師 / 東西文化交流 / 漢訳西書 / 宣教士 / 英語学習 / 世渡の杖 / 域外中国語 / 唐船 / 域外中国語資料 / 漢訳語 / 蘭通事 / 語彙史 |
研究成果の概要 |
本研究は、幕末維新期に活躍していた唐通事が日本における英語学習と西書翻訳に寄与した史実に注目し、日本を初め、アメリカ、イギリスの図書館に散在している唐通事の英語学習に関する資料調査と資料整備を目的とした。4年間の研究期間中に、国内外の図書館に所蔵している唐通事の西書翻訳に関連する図書資料を調査し、整理と分析した上、国内外の学会で学術発表を多数行った。その発表論文も研究成果として国内外の学術図書、雑誌に掲載された。また、公開講座、ホームページなどを通して、一般社会への研究成果の発信と公開にもつとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、幕末維新期で活躍していた唐通事,特に何礼之(1840-1923)の英語学習と西書翻訳に焦点をあてた。これらの翻訳書を言語的に分析し、幕末明治期の政治、法律、経済における漢字翻訳語の創出と確立の過程、つまり日本語が西洋概念を受容した際の唐通事の貢献を見いだせる。 さらに、唐通事の英語学習と西書翻訳に関する史料を整理、考察が実現したことによって、近代西洋文化の受容の諸相に関する東西文化交流史、近代語彙史、英学史、翻訳史などの研究領域に対しても有意義な書誌情報を提供できるのみならず、一般社会にも日本の近代化における唐通事の貢献と役割を再認識することができる。
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