研究課題/領域番号 |
15K02833
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
今津 勝紀 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (20269971)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 律令地方行政システム / シミュレーション / 空間解析 / 地理情報システム / 日本古代史 / 律令地方行政制度 / 吉備 / 郡郷編成 / 空間分析 / 地域史 |
研究成果の概要 |
本研究では、空間シミュレーションの手法を活用して国・郡・里の編成原理を検討した。吉備全体の里の比定を実施し、このうち備前と美作について具体的に検討した。備前国では北部六郡が和銅六年に美作国として分離されるのをはじめとして、東南部で郡の分割・再編が頻繁に行われる。令制当初の赤坂郡が陸路では山陽道を、水路では吉井川を骨格とし、邑久郡は播磨国境までの海岸部分全体を領域とし、天平神護二年に藤野郡が拡大し、延暦七年に吉井川の東西で和気郡が分割される。山陽道についていえば、和気郡に坂長駅家、磐梨郡に珂磨駅家、赤坂郡に高月駅家がおかれ、最終的な決着をみる。これらの領域編成の本質は道にあった。
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