研究課題/領域番号 |
15K02840
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 城西国際大学 |
研究代表者 |
藤井 一二 城西国際大学, 国際人文学部, 客員教授 (00139742)
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研究協力者 |
王 禹浪
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 渤海国 / 渤海使 / 遣渤海使 / 上京龍泉府 / 中京龍泉府 / 東京龍原府 / 渤海路 / 日本道 / 黒龍江流域 / 渤海王城 / 中京顕徳府 / 図們江流域 / 北陸道 / 流域遺産 / 畝田・寺中遺跡 |
研究成果の概要 |
8世紀中葉~9世紀前葉における日本と渤海中期王権の交流と流域遺産の実態を究明した。データベース「渤海・日本交渉関係参考文献」を報告書Ⅰ『東アジアの交流と文化遺産』とホームページに掲載し、論文「古代日本と渤海王権の交流に関する歴史環境学的研究」等は、報告書Ⅱ『渤海王国と古代日本』に発表した。その要点は、渤海と日本を結ぶ交通路は、1、各王城から「龍原府(東京城)東南」の沿海部に通じる内陸路と、2、海路によって日本の沿岸に到着する「日本道」で形成されていること、3、時代の推移と共に着岸地は北陸地域に加えて山陰地域へ範囲が広がった事実である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
渤海王城の最新データである中京城址『西古城』(2007年)、上京城址『渤海上京城』(2009年)、東京城址『八連城』(2014年)を活用して、王城の構造と立地環境を報告書とホームページを通じて解説した。特に、渤海王城の立地と渤海使・遣渤海使の相関性を重視し、①中京顕徳府、②第1次上京龍泉府、③東京龍原府、④第2次上京龍泉府の各段階を中心とする(渤海)王啓・(天皇)璽書の特性、使節団入京・滞在・帰国状況、方物・土産等の具体相が明らかとなった。
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