研究課題/領域番号 |
15K02847
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
高橋 明裕 立命館大学, 文学部, 非常勤講師 (90441419)
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研究分担者 |
坂江 渉 神戸大学, 人文学研究科, 非常勤講師 (00221995)
市澤 哲 神戸大学, 人文学研究科, 教授 (30251862)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 交通路 / 内陸河川 / 歴史的重層性 / 畿内外縁部 / 中央権力 / 広域的地域権力 / 部民制 / 荘園公領制 / 国土支配権 / 地域支配 / 拠点的支配 / 内陸河川交通 / 街道 / 中世寺院 / 中世城館 |
研究成果の概要 |
本研究は、摂津西部・播磨東部地域に現地調査を行い中央権力(ヤマト王権)と広域的地域権力が近畿周辺の地域をどのように編成したかを明らかにした。成果は次の5点である。(1)武庫川・加古川水系を結ぶ湯山街道の重要性。(2)加古川は播磨・但馬・丹波地域を結ぶ交通の要衝である。印南野に伝わるナビツマ伝承は王権の国土支配権を象徴する。(3)この地域を6‐7世紀に蘇我氏や上宮王家‐大伴氏が広域的に勢力を展開した。(4)加古川水系には摂関家領荘園と住吉社領荘園が集中し、明石郡には国衙領が分布する。この相違は平氏政権の播磨支配の結果である。(5)重要な地域的拠点は諸権力にとって共同的に機能した(歴史的重層性)。
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