研究課題/領域番号 |
15K02856
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
井上 勝生 北海道大学, 文学研究科, 名誉教授 (90044726)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 東学農民戦争 / 日清戦争 / 日本近代史 / 軍事史 / 朝鮮史 / 甲午農民戦争 / 近代史 / 日朝関係史 / 東学 / 日韓関係史 / 植民地 / アイヌ史 |
研究成果の概要 |
日清戦争の際に、日本軍は、抗戦する朝鮮東学農民軍を殲滅する作戦を展開した。韓国現地の詳しい現地調査によって、兵士の「従軍日誌」に記述されていた日本軍の東学農民軍に対する軍事作戦を復元した。そうして日本軍部隊が、殲滅作戦を実行し、街や平野や丘陵や渓谷や山城で、東学農民軍の兵士を捕らえて殺戮し、村を焼き払ったことを確かめた。東学農民軍殲滅作戦に参戦した兵士の「従軍日誌」全文を学術雑誌に公表することもできた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日清戦争は、日本と清国との戦いと説明されてきたが、朝鮮全域で朝鮮東学農民軍が、侵入する日本軍に再蜂起し、日清戦争最後まで、抗戦を続けた。日本軍は、殲滅命令を出して部隊を派遣し、殲滅作戦を実行したことが日韓の学界で明らかにされてきた。東学農民軍に、朝鮮農民が広範に参加し、農民軍は、数十万名におよぶ戦死傷者をだした。この歴史を韓国の研究者たちと協力して探究している。このようにして東学農民戦争と日清戦争の歴史を明らかにすることは、アジアの平和構築に役立つところがあると思う。
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