研究課題/領域番号 |
15K02867
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
青木 歳幸 佐賀大学, 地域学歴史文化研究センター, 研究員 (60444866)
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研究分担者 |
大島 明秀 熊本県立大学, 文学部, 准教授 (50508786)
ミヒェル ヴォルフガング 公益財団法人 研医会, その他部局等, 研究員(移行) (90619769)
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研究協力者 |
相川 忠臣
今城 正広
海原 亮
小川 亜弥子
金子 信二
田村 省三
保利 亞夏里
山内 勇輝
吉田 洋一
鷲﨑 有紀
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 種痘 / 牛痘 / 引痘方 / 楢林宗建 / 医学校 / 伊東玄朴 / 再帰牛痘法 / 天然痘 / モーニッケ / 佐賀藩 / 前田杏斎 / 武谷祐之 / 尚古集成館 / 中津藩 / 熊本藩 / 若山健海 / 辛島正庵 / シーボルト |
研究成果の概要 |
3年間の種痘伝来科研において、1849年8月11日(嘉永2年6月23日)に到来した牛痘接種が九州各地へ伝播した様子が明らかになった。たとえば、佐賀藩では全額藩費による組織的な種痘を実施した。大村藩では、牛痘種子継料を全村から徴収し種痘を維持していた。中津藩では長崎から痘苗を得た民間医辛島正庵らが文久元年(1861)医学館を創設した。福岡藩領では、武谷祐之が、嘉永2年の末から種痘を始めた。小倉藩では、安政5年(1858)に再帰牛痘法を試みていた。九州諸藩における種痘普及により、洋式医学校の設立など地域医療の近代化をめぐる在村蘭方医の人的ネットワークが主要な役割を果たしていた実態が判明した。
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