研究課題/領域番号 |
15K02876
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
|
研究機関 | 愛知大学 |
研究代表者 |
加納 寛 愛知大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (30308712)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | プロパガンダ / タイ / 大東亜共栄圏 / 南進政策 / 東南アジア / 宣伝 / 文化 / 第2次世界大戦 / 日タイ関係 / 「大東亜」戦争 / ピブーン政権 / 宣伝活動 |
研究成果の概要 |
今次研究では、多岐にわたる対タイ宣伝活動を分野横断的に分析し、戦時期日本の対タイ宣伝の意図と性格を浮彫にするとともにタイ側の反応をも明らかにしようとした。その結果、日本は対タイ宣伝を非常に重視していたこと、映画・写真宣伝の主対象としては華僑を重視していたこと、冊子宣伝の主対象としてはタイ人女性を重視していたこと、宣伝の内容としては、日本紹介や芸能の活用に重点を置いていたことなどがわかった。これらの宣伝に対するタイ側の反応としては、タイの人々の関心を一定程度集めることに成功したが、タイ政府の対日不信・不満の原因となり、タイ側の国内文化政策高揚を促進することになったことがわかった。
|