研究課題/領域番号 |
15K02879
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
|
研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
大谷 渡 関西大学, 文学部, 教授 (80340644)
|
研究分担者 |
橋寺 知子 関西大学, 環境都市工学部, 准教授 (70257905)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 日台関係史 / 戦後台湾 / 戦後日本 / 北欧自由キリスト教宣教団 / 戦後台湾社会 / 日台関係 / 北欧自由基督教宣教団 / 日本・台湾・北欧関係史 / 戦後日本の青春群像 / ノルウェー / 日本近現代史 / 社会生活史 / 文化交流史 |
研究成果の概要 |
日本各地と台湾及び北欧において、資料収集と実地調査を行い、その研究成果を『台湾の戦後日本――敗戦を越えて生きた人びと』(東方出版刊)、及び『北欧から来た宣教師――戦後日本と自由キリスト教会』(東方出版刊)として出版した。研究成果の発信を目的とする研究集会は、孫傅秀松(元台湾総督府海外派遣篤志看護助手)を台湾から招いたシンポジウムのほか、北欧の女性宣教師と共に暮らした許麗娟を招いたシンポジウム「Miss.ハーゲンと瀬戸」、「北欧から来た宣教師と福井の人々」及び「Japan Mission of Pentecostal Church of Norway」(ノルウェー)を開催した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人として育ち、戦争を体験した台湾の人びとが、戦後どのような人生を歩んだのか、その史実を掘り起こし、終戦時に篤志看護助手、学徒兵、航空廠少年工などだった人たちがその後の激変する台湾社会で紡いだ人生を、専門的知識に基づく学術的調査によって初めて明らかにした。その研究成果を出版した『台湾の戦後日本――敗戦を越えて生きた人びと』(東方出版刊)は、出版と同時に日本図書館協会の選定図書となった。 国共内戦を逃れて台湾に渡った北欧の女性宣教師たちと、彼女らと親交を結んだ台湾人女性の戦後の人生を追った『北欧から来た宣教師――戦後日本と自由キリスト教会』(東方出版刊)は、研究課題を発展させたものである。
|