研究課題/領域番号 |
15K02893
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
稲葉 穣 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60201935)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | アフガニスタン / フロンティア / 文化交流史 / 貨幣学 / イスラーム / 仏教 / 考古学 / 文化交流 / 文化接触 / 比較史 / 考古学調査 / 宗教 / 旅行記 / 貨幣 |
研究成果の概要 |
南アジア、西アジア、中央アジアの接点、フロンティアとしての歴史的アフガニスタンについて、文献、貨幣、考古等、多面的に研究を行い、その成果を国際学会、国際研究集会で報告した。また自らノートルダム大学(アメリカ合衆国)と共催で国際学会を開催し、関連分野の世界的権威の参加を得て、極めて質の高い学術的議論を行う場を設けた。ちなみに同学会の成果は論文集としてノートルダム大学出版局より英文にて刊行予定である。さらに関連する研究プロジェクトを発展させたものとして、2018年度よりオーストリア科学財団(FWF)の国際研究プロジェクトのコアメンバーとなっている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前近代中央アジアに関する研究は、日本が特に大きな業績を残してきた領域であり、前世紀後半には活発な発掘調査も行われてきた。それらの実績の上に立ち、文献資料、考古資料、貨幣資料等の研究成果を総合して、南アジア、西アジア、中央アジアのフロンティアに位置し、どの地域の記録においても詳細な情報が残っていない領域を、現代の我々がどのようにして研究できるか、という課題にとりくみ、一定の成果を上げたという点は意義があると考える。また、2019年度以降に採用された基盤研究Bや、オーストリア科学財団研究プロジェクトなど、本研究計画に深く関連を持つ新たな研究が計画される土台を形成したという点も重要である。
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