研究課題/領域番号 |
15K02898
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
水羽 信男 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (50229712)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 民主主義 / 自由 / 平等 / 雷海宗 / 費孝通 / 兪可平 / リベラリズム / 全国人民代表大会 / 中華民国 / 中華人民共和国 / 民主 / 基層社会 / 何永佶 / 自由主義 / 戦国策派 / 中国 / 林同済 / 羅隆基 |
研究成果の概要 |
本科研では1928年以後の中国について政治思想史の立場から考察し、①近代中国の民主主義論では「平等」を重視する傾向が最終的には主流となったこと、②そうした思想傾向に対して「自由」の価値を求める人びともおり、その多くは1949年革命以後も中国大陸にとどまったこと、③その背景には、中国社会への彼らなりの理解があり、大きな力を持つ行政府による社会改造への期待があったことなどを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の研究では、中国の民主主義の具体的な意味内容について具体的な分析が十分ではなかった。しかし本科研では1949年革命で中国史を断絶することなく、民主主義思想史として20世紀中国における連続性に着目することで、今日の中国の「民主」論を再検討するための視点を得ることが出来た。また中国知識人の民主主義思想の形成の「母体」ともいえる中国の基層社会に対する理解についても、初歩的ながら検討し学界に新たな知見を提供できた。
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