研究課題/領域番号 |
15K02920
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
中田 美絵 関西大学, 東西学術研究所, 非常勤研究員 (00582842)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 唐 / ソグド人 / 仏教 / 寺院 / 宦官 / 唐代 / 交易 / 商人 / ソグド商人 |
研究成果の概要 |
唐代の中国仏教が日本を含む東アジア地域に大きな影響を与えたことは周知のとおりである。では唐代中国のいかなる状況下でこの「中国仏教」は隆盛したのか。唐の歴史がユーラシアの歴史的動向と密に関わりながら展開したことをふまえれば、そこで育まれた「中国仏教」も同様にユーラシア全体の動向と関連付けて検討する必要がある。そこで本研究では、ユーラシアの広域を移動し唐の政治・経済そして宗教・文化にも多大な影響を与えたソグド人の活動に着目し、唐代の中国仏教が広くユーラシア全体の歴史とどのように関わりながら展開したのかを考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ソグド人の活動が、唐の軍事・経済・文化など様々な方面に大きな影響力をもたらしていることは指摘されてきたが、本研究を通じさらに中国の仏教の展開においても彼らの経済的活動や宗教的活動が極めて重要であることが確認できる。また、宦官・宮廷の女性などがソグド人らと仏教を紐帯として結びつき、ひとつの政治勢力となっていた時期が確認できるなど、唐代の政治史研究においてもソグド人の動向は無視できないことが分かる。
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