研究課題/領域番号 |
15K02921
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 天理大学 |
研究代表者 |
長森 美信 天理大学, 国際学部, 教授 (50412135)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 朝鮮史 / 東洋史 / 交通史 / 歴史地理 / 朝鮮 / 交通 / 古地図 / 韓国 / 李朝 / 船舶 / 舟橋 |
研究成果の概要 |
古地図を含む朝鮮前近代の歴史地理関連資料を収集し、そこにあらわれる地名を調査するとともに現地比定作業を行い、データベースを作成した。また事例研究として国王の陵幸、士族の旅の記録を分析し、その成果を学会発表および論文のかたちで公表した。 なお、韓国釜山広域市、ソウル特別市、京畿道水原市および長崎県対馬市において現地調査を行った。釜山および対馬では、文献資料に見られる朝鮮伝統技術による外洋航行の様相を確認し、ソウルおよび水原では文献資料に見られる王の陵幸路を現地調査によって確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
朝鮮における交通路および交通手段は、開港期~植民地期の鉄道敷設、幹線道路の整備、蒸気船の導入等によって一変したといわれる。しかし「一変」する以前、つまり植民地期以前の交通路および交通手段の実態については実は不明な点が多かった。本研究では、朝鮮時代の歴史地理資料に対する考察をふまえ、人と物の移動の事例研究を通じて交通の実態を究明するとともに、当時の交通路の一部を歴史理学的手法を用いて地図上に復元した。その成果は極めて限られたものだが、朝鮮前近代交通史のみならず、隣接地域・隣接分野の研究に資することが期待される。
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