研究課題
基盤研究(C)
本研究代表者は、ベイツの研究やシャープの説をふまえ、地方社会で証書に名前が出る人々の「ライフ・ヒストリー」研究をすすめつつ、証書についてこれまでおこなってきた「ネイション・アドレス」など名宛人に関する文言の研究を深化させることが可能であると考えた。そして12世紀半ばまでのダラム司教区の証書集や、Redvers家の証書集などを分析した。とくに後者については、よそではめずらしい「友人たち」という名宛人に着目して、所領構造との関係の考察などを試みた。