研究課題/領域番号 |
15K02949
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
赤江 雄一 慶應義塾大学, 文学部(日吉), 准教授 (50548253)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 西洋中世史 / 説教 / 聖体 / メディア / 異端 / 中世史 / 宗教史 / 聖体の祝日 / 聖体拝領 / 神学 / ヨーロッパ中世史 / 古文書学 / 史料研究 / マス・メディア / 教皇 |
研究成果の概要 |
本研究は、中世後期イングランドにおいて特別な重要性をもった聖体拝領の教説を扱う説教史料の理解に寄与した。説教を用いてどのように伝播したか、その様相の把握を史料の同定から読解までを通じて行うとともに、中世後期のイングランドにおける説教というメディア自体の変貌の把握に寄与し、メディア・コミュニケーション史と宗教史との統合的探究の可能性を拡大した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、中世ヨーロッパ社会において社会全体を纏める制度として機能していたカトリック教会が、比較的新規に誕生した教説を、活版印刷発明以前の状況のなかで普及させるために当時の大量言説普及システムである説教をどのように用いたのかを、イングランドに即して検討したものである。活版印刷以降の出版世界がインターネットによって大きく変貌しつつある現代に(意外にも)通じる、あるいは示唆するところがある。
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