研究課題/領域番号 |
15K02961
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
轟木 敦子 (中村敦子) 愛知学院大学, 文学部, 准教授 (00413782)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 西洋史 / ヨーロッパ / 中世 / 貴族 / イングランド / ノルマンディ / ウェールズ / 証書史料 / アングロ・ノルマン / 中世ヨーロッパ史 / 中世史 / フランス / 証書 / イギリス |
研究成果の概要 |
本研究は、アングロ=ノルマン期の貴族たちの動向を貴族間ネットワークという観点から探ってきた。いわゆる封建制社会で中心とされてきた君主と各貴族というタテ関係よりも貴族間の関係に着目し、方法としては、これまで人物の動きをたどるのに主に利用されてきた叙述史料だけでなく、証書史料を積極的に利用している。 本研究期間においては、アングロ=ノルマン史の貴族研究の動向を整理し、イングランドとノルマンディにおける貴族たちの具体的な動きを証書史料から探り、さらに今後の研究につながる成果として、ウェールズ境界地域におけるアングロ=ノルマン貴族の動きをたどることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の学術的意義として3点、関連して社会的意義として1点をあげたい。学術的意義としては、1点目はアングロ=ノルマン貴族社会をネットワークから考えるという観点である。2点目は証書史料の利用である。3点目は近年のブリテン諸島史研究の中でますます注目を浴びているイングランドとイングランド外の地域の双方を視野に入れる視点である。社会的意義としては、本研究の観点はアングロ=ノルマン史が中世イギリス史とされ、しかもその実態は中世イングランド史である、という無意識的な前提を修正展開する助けとなろう。
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