研究課題/領域番号 |
15K02967
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 天理大学 |
研究代表者 |
小暮 実徳 天理大学, 文学部, 准教授 (90537416)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 19世紀中葉の欧米列強のアジア戦略 / 幕末オランダ対日外交政策 / 日本開国期 / オランダ商館長 / ドンケル・クルチウス / ドンケル・クルチウス覚書 / タウンゼント・ハリス / ブランデンシュタイン城文書 / オランダ国立文書館 / ライデン大学 / 幕末期のオランダ対日外交政策 / シーボルト / 帝国主義 / オランダ対アメリカ / 在日オランダ商館文書 / オランダ対日外交政策 / 欧米列強のアジア戦略 |
研究成果の概要 |
現地史料収集・分析から、最後のオランダ商館長ドンケル・クルチウスが、アジアにおけるオランダ本国の利害を考慮した対アジア外交政策を推進し、日本での利権を保持する努力を理解した。しかし本検討の中で、彼の独自の、また大国アメリカに抗する実質的活動は、ほとんど見られなかった。本研究成果は、関連研究書・論文において発表しているが、ドンケル・クルチウス覚書史料出版については、大半は翻字を行い、近日中に発表予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
幕末維新期は日本の対外関係が活発となり、多くの研究成果がある。しかしながら大国英米仏が参入する中で、日本と長きに亙る関係を有した領土的小国で“穏当な”オランダは、ほとんど考慮されない。しかし開国当初日本は、西欧近代化を目指した際、それを旧知のオランダに要請したのである。ここからアジアにおける欧米列強の一員としてのオランダの役割を再評価することは、日本の様々な近代化の道の起源を適切に提示でき、近現代史における日本の立場、その可能性の修正に貢献できる。
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