研究課題/領域番号 |
15K02996
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構京都国立博物館 (2017-2018) 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館 (2015-2016) |
研究代表者 |
古谷 毅 独立行政法人国立文化財機構京都国立博物館, 学芸部考古室, 主任研究員 (40238697)
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研究協力者 |
犬木 努 大阪大谷大学, 文学部歴史文化財学科, 教授 (40270417)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 古墳時代 / 古代東アジア / 葬送儀礼 / 武装具 / 形象埴輪 / 装飾性 / 伝統性 |
研究成果の概要 |
古墳時代は古墳の築造を通じて日本列島が国家形成する時期にあたり、埴輪と副葬品には武器・武具や馬具が数多く含まれ注目される。一方、古墳時代武装具の歴史的意義を明らかにするためには、東アジアの武装具研究との比較・検討が不可欠で、日本・韓国・中国における比較・検討を進めた。とくに韓国出土の形象埴輪を調査・分析することで、形象埴輪の性格と古墳時代武装具の歴史的意義を研究する基盤を形成することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、古墳時代における武装具と日本独自の形象埴輪を比較することで、古代国家形成期における文化的性格を明らかにした。これは東アジアの武装具は軍事的色彩が強いのに対して、日本では儀礼的な威儀具の性格が強いことを示しており、日本列島における古代国家形成期の社会的性格や韓国出土の形象埴輪の性格を分析する糸口を得た。また、東アジアにおける日本古代国家の歴史的性格を研究する基礎を形成することができた。
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