研究課題/領域番号 |
15K03047
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 高崎経済大学 |
研究代表者 |
小牧 幸代 高崎経済大学, 地域政策学部, 教授 (20303901)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | テーマパーク / 現代アート / インド / イスラーム / ナショナリズム / 宗教 / 商品 / 観光 / 表象 / 展示 |
研究成果の概要 |
経済発展を遂げた21世紀のインドでは、宗教の商品化が急速に進行し、観光や芸術の分野でも、宗教政治の領域と商品経済の領域が重層的に交差している。本研究では、インドにおけるイスラーム表象のあり方と、それに伴う商品化の問題が、どのような宗教文化的・政治経済的な解釈を許すものであり、また現代インドという枠組みの中で、どのように位置づけられるものであるのかを、テーマパークにおける「イスラーム風アトラクション」と新ジャンルの「イスラーム的現代アート」の事例に即して明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的・社会的意義は、①インド・イスラームの自己表象としての「イスラーム的現代アート」の事例研究において、現代アートという一点物のイスラーム商品の開発が、中国製の大量生産された安価な宗教商品への挑戦であることから、宗教商品の二極分化とグローバリズムの一面が解明できたこと、そして②テーマパークにおける「イスラーム風アトラクション」の分析に際し、博物館展示の政治性を指摘するアプローチ法を応用することで宗教政治の要素を拾い上げ、他者として表象され、商品化・観光化されるイスラーム・イメージの具体相を明らかにできたことである。
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