研究課題/領域番号 |
15K03051
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 江戸川大学 |
研究代表者 |
阿南 透 江戸川大学, 社会学部, 教授 (50255204)
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研究協力者 |
内田 忠賢
菊田 祥子
中里 亮平
谷部 真吾
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 都市祭礼 / 競技化 / 審査 / 喧嘩祭 / 祭礼 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本の10の都市祭礼を「競技化」の観点から研究した。競技化には、作品や踊りの出来映えを採点し評価する、採点競技化のタイプと、神輿や山車のぶつかり合いを、場所、時間、規則を定めて行うタイプがあることが明らかになった。一方で、喧嘩祭の異名を取りながらも競技化を志向しない祭礼も存在することから、すべての祭礼が競技化を志向するわけではない。しかし行政や警察との折り合いを付け、暴力に対する社会的批判を克服して祭礼を発展させるためには有効な方法であることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
祭礼における事故や暴力を克服し、「競技化」していく過程を明らかにすることは、儀礼に見られる暴力的側面の学術的意義を明確にすることにつながる。また、現代社会において祭礼に対する批判を克服し、祭礼が存続し発展する上での指標となりうるものと考えられる。
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